週刊ミネ

広告業界の片隅で働く映像・Webプロデューサー/ディレクターのブログ。

経営者が語る事実と嘘

「給料の3倍の利益を稼がないと赤字社員。」

経営者が流布したこの言葉は事実か?答えは事実であり嘘である。

f:id:takateru19761105:20170826131526j:image

私は昔から独立したらどうなるかというシュミレーションをする。知人の経営者、公的機関などからも色々経営についての話なども聞いている。

その上で、1人の会社“個人経営”をやっていくことを考えた場合、給料の3倍稼がないといけないというのは嘘である。

 

自分の給料、事務所までの交通費、給料に対しての年金、賃貸料、光熱費、通信費、税理士代、その他経費、自分が引退する時を考えた退職金などなど、業種にもよるが身の丈にあった運営をすれば、給料の2倍程あれば賄えるものなのだ。

 

しかし、会社員として1人で仕事を回している場合、会社には自分の仕事をサポートする総務などの社員がいることを忘れてはならない。

ただ彼らは、スタッフ全員を見ているので、彼らの2倍の給料を全現場スタッフの数で割るのが適切だろう。そう考えても2倍チョイあれば問題ないはずである。

 

一方アシスタントなどがつく場合は、彼らの給料分も考えないといけない。その場合を考えると、3倍ないしは4倍稼がないと赤字社員になるという事である。

※1人で完結できる仕事にも関わらず、アシスタントを会社側からあてがわれた場合、アシスタント分の給料は経営側が負うべきである。そこでの経験から、いずれ会社の売上をあげる要因になりえるからである。

 

なので、社内でホボ1人で仕事を受注し完結できるのであれば、3倍稼がなくても、経営者としての損失もない。

“上納金”というメリットはなくても、会社としての実績ができ、それをキッカケに経営者を含め、別の人間が仕事を取ることも出来るようになるからだ。

 

ちなみに3倍以上稼いだらどうなるか?その差分は当然、他のスタッフの穴埋めなどにいく。

その上で利益が出た場合は、投資や福利厚生か、税金対策という名目で、会社名義の経営者の自家用車や贅沢品などに充てられる事も事実としてある。

 

と、つらつら書いたが、
会社員である限り全ての売上の責任があるのは経営者。そもそも、社員が全てゼロから仕事を作って給料の2倍以上稼いでいくのもナンセンスだと思っている。

何故なら経営者が作った仕事やツテ、つながりから新しい仕事を作って発展させていくのが、会社員としての本来の形。“担当者”という形である。

 

特に小さい会社になればなるほど、社員の売上を作るキッカケ全てを経営者が負うべきもののはずだ。何故なら売上メリットが全て経営者個人に行くからである。

それが出来る会社が会社として発展し、最終的には経営者の売上負担や経営リスクも緩和されるものだと思っている。

 

小さい会社でゼロベースから売上の責任を社員に負わせ、更にリストラして行く経営は不健全と言わざるをえない。“個人経営”の根本的な概念、身の丈にあった経営でないからである。

 

と、更に正論をつらつら書いたが、正論が通らないのも世の常である。

 

何れにせよ私自身は“個人会社経営”の概念のもと、日々の仕事に取り組んでいきたいものである。もし何かあっても、子供達にちゃんとご飯を食べさせて、しっかりとした教育を受けさせて行くために。