週刊ミネ

広告業界の片隅で働く映像・Webプロデューサー/ディレクターのブログ。

眼と環境

前回のブログで眼について書いたので、眼に関するお話をもう一つ。

 

家族に関する話なので、職場はもちろん、友人にもあまり話していないのであるが、私の父の弟・叔父は眼に障害を持っている。

まだ幼い頃、高熱で眼をやられてしまい、視力が極度に低いのである。一見するだけで障害者であることは認識できるであろう。

そのような障害を負ってしまったため、父方の祖父や祖母は、叔父の教育に力を入れた。

家も貧しかったため、父は高卒で働きに出ざるを得なかったが、弟は大学まで卒業している。

もちろん父親は大学に行けないことは分かっていたから、工業高校で真面目に勉強に取り組み、卒業と同時に大手ゼネコンに就職した。

そして高校を卒業して家を出ているので、一般的な長男とは異なり、実家を弟が継いでいる。

 

そのような環境で育ったものだから、私が幼い頃、父親はとんでもなく厳しかった。

学校や塾などの勉強への厳しさの話は生々しくなるので書かないが、日テレの24時間テレビNHKの戦争特番を観ながら、「よく見とけ!お前らは恵まれてるんだ!」とよく怒鳴られたものである。

そして、叔父の妻である叔母も足に障害を抱えているのであるが、私が幼い頃、それを障害と知らずに真似をして、ぶん殴られたものだ。まあ、当然である。

 

私もそのような環境で私も育ったものだから、直接的な理由でないにしろ、大学卒業してドキュメンタリー番組を作りたいと思ったのは、至極自然な流れのように思える。
※番組系の会社は結局合わなかったから、私はいま広告業界いるのであるが。

 

ちなみに、家族などに‘障害者’を抱えていない人は、彼らを特別な眼で見ている人も多いように思う。

確かにハンディはあるのであるが、私にとって叔父は普通の叔父である。むしろ、父親とは真逆でメチャクチャ優しいので従兄弟がとても羨ましかったものだ。

 

前回の眼のブログをキッカケに、このようなことを書いたのであるが、結論を用意して書きはじめたのではない。

しかし、強引に一つ結論を出してみる。

 

ここで言えることは「人は環境で作られる」ということであろうか。
人格は勿論であるが、ビジネススキルもそうである。

 

多くの愛情を受けて育てば、心も豊かになり、多くの愛情を注げる人になれる。逆に愛情を受けているとしっかり感じられないと、人への正しい愛情の注ぎ方が分からなくなる。

ビジネスでも、環境が良く、自分に意思があればスキルはどんどんあげられる。しかし、悪い環境だと、中々それもままならない。

 

よい環境を手に入れること。それが一番、良きサイクルに入るために必要なことであろうか。そして、その環境を手にするためには、自分の努力が一番大切なことである。

 

まだ人生半ばの私が、悟ったようなことを語れる立場でないかもしれないが。